縄文時代
縄文時代とは
縄文時代の定義・意味など
縄文時代(じょうもんじだい)とは、今から約1万5000年前から約2300年前(紀元前4世紀頃)までの1万年を超える長きにわたって続いた時代をいう。
縄文時代の位置づけ・体系(上位概念等)
新石器時代
縄文時代は日本の新石器時代にあたる。
縄文時代の特色・特徴
- 1万年を超える長きにわたって続いた持続性
- 経済
- 狩猟採取
- 縄文文化
- 縄文土器
縄文時代の意義・評価・解釈
縄文文化に世界の注目が集まるようになり、縄文は人類史上きわめて重要な位置を占めており、その洗練されたライフスタイルは世界でもきわめてめずらしい、1万年を超える長きにわたって崩壊することのない持続可能な社会を築き上げたことは偉業である等といった評価がされている。
NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第4集「縄文 奇跡の大集落」 2015年11月8日放送
狩猟採取
欧米の一般的な文明論では、人類の歴史は旧石器時代の不安定で貧しい狩猟採集の経済段階から新石器時代の安定した豊かな農耕の経済段階に移行するものと考えられている。
しかし、縄文人は狩猟採集を経済基盤とした独自の社会と文化を持続させ、農耕には移行しなかった。
これは世界に類がない。
NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第4集「縄文 奇跡の大集落」 2015年11月8日放送
定住と集落の発展
通常、安定した豊かな定住と集落の発展は農耕民族が成し遂げる。
しかし、縄文人は、狩猟採集民でありながら、これを成し遂げた。
その意味で、縄文人は世界でもっとも豊かな狩猟採集民
といえる。
NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第4集「縄文 奇跡の大集落」 2015年11月8日放送
落葉広葉樹等・煮炊き・縄文土器
狩猟採集民である縄文人の定住を可能にしたのが、日本の豊かな四季の恵みと煮炊きの技術、縄文土器である。
縄文土器を使って、人類史上の調理革命といわれる煮炊きをすることで、生のままでは食べられない自然の動植物(肉類・魚介類・落葉広葉樹に成る木の実など)も渋抜き・あく抜き・毒抜きがされて食べられるようになる。
つまり、縄文人は自然の恵みをそのまま縄文土器を使って煮炊きすることで、農耕に頼らない定住を実現することができた。
縄文時代の遺跡
- 三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)(青森県)
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